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プロパンガスから都市ガスに切り替えるより効率の良い節約方法を解説

ほとんどの家庭では都市ガスを使っていますが、特に地方ではプロパンガスを使っている家庭もまだまだ多く存在します。

都市ガスよりもプロパンガスの方が料金が高いことから、そのような方の中には「都市ガスに切り替えたい」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、都市ガスに切り替える際には引き込み工事などに数十万円かかることから、決して安いとは言えません。

できるだけガス代を抑えたいという方は、都市ガスへの切り替えとは別の方法で節約を検討してみてはいかがでしょうか。

本記事ではプロパンガスから都市ガスへの切り替え以外の方法でガス代を節約する方法をご紹介するとともに、具体的な切り替え方法や費用についても解説します。都市ガスへの切り替えを検討している方はぜひご覧ください。

プロパンガスから都市ガスに切り替える方法

プロパンガスから都市ガスに切り替えに必要な条件

プロパンガスから都市ガスに切り替える際にはいくつか必要な条件があります。一つ目は、自宅近くにガス導管が通っていることです。

都市ガスは地下に埋められたガス導管を通して供給されるため、そもそも自宅近くにガス導管が通っていなければ都市ガスに切り替えることはできません。

また、ガス導管の引き込み工事が可能であることも条件のひとつです。ガス導管が近くを通っていても、建物の構造や敷地状況によっては、ガス導管を建物内に引き込む工事が難しい場合があるため、あらかじめ自宅や自宅周辺の状況を詳しく確認する必要があります。

プロパンガスから都市ガスに切り替える流れ

プロパンガスから都市ガスに切り替える流れは以下の6ステップです。

1.都市ガス会社への問い合わせ
2.現地調査
3.見積もりの作成
4.契約
5.ガス導管の引き込み工事・ガス器具の交換工事
6.ガス供給開始

まず、自分が住んでいる地域の都市ガス会社に問い合わせ、プロパンガスから都市ガスに切り替えが可能か確認しましょう。

ここで切り替え可能なことがわかったら、都市ガス会社から担当者が訪問し、現状のガス設備などを確認します。

現地調査をしてもらった後に、結果に基づいて工事費用やガス料金など、具体的な見積もりを作成してもらいます。見積もり内容を確認して問題なく納得できたら、契約へと進んでください。

契約後、工事会社と打ち合わせをして工事日程を決め、ガス導管の引き込み工事・ガス器具の交換工事を行ってもらえば、都市ガスの供給が開始されます。

状況によっても異なりますが、プロパンガスから都市ガスに切り替える際は、おおよそ1~2ヶ月ほどの期間がかかるため、すぐに切り替えられるわけではない点に注意しましょう。

プロパンガスから都市ガスに切り替えにかかる費用

ガス導管の引き込み工事費用

ガス導管の引き込み工事とは、都市ガスの本管から自宅までのガス配管を設置する工事のことですが、距離が長くなればなるほど工事費用は高くなります。

一般的には10~30万円ほどが相場になっていますが、地盤が硬い場合や、障害物が多い場合は、工事に時間がかかり、費用も高くなる可能性があります。

また、建物の構造によって、配管経路が複雑になったり、壁を壊さなくてはならないケースなどもあり、30万円を超える可能性もゼロではありません。

都市ガス用のガス機器への交換・設置工事費用

現在使っているプロパンガス用のガス機器を都市ガス用に変える際には、一般的な相場としてガスコンロで5万円~15万円、給湯器で10万円~30万円、ガスファンヒーターで5万円~10万円ほどの費用がかかります。

もちろん使用する器具の種類や、工事の難易度によってかかる費用は大きく左右されますが、安く済めばすべて合わせて5万円ほどで完了する場合もあります。

工事業者によって見積もり内容や実際にかかる費用はさまざまであるため、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討した方がよいでしょう。

現在契約中のプロパンガス解約に伴う違約金等

現在契約中のプロパンガスを解約する際に、違約金が発生する場合があります。違約金の金額は契約内容によって異なりますが、最低契約年数がある契約の場合は契約期間内に解約すると、1~15万円ほど請求される場合があります。

ただし、契約期間内であってもまったく違約金がかからないケースも存在します。例えば切り替え先の都市ガスの会社が違約金を代わりに支払ってくれる場合などが当てはまり、実質違約金無料で都市ガスに切り替えが可能です。

プロパンガスを解約した場合の違約金については、契約書に記載されているはずですので、一度確認したうえで切り替えを検討してください。

都市ガスへの切り替えより効率的なプロパンガスの節約方法

都市ガスからプロパンガスに切り替える際には、数万円~数十万円の費用がかかるうえ、すぐに供給されるわけではなく打ち合わせ・工事期間も含めると1、2ヶ月ほどの期間が必要です。

そのため、「ガス代を安くしたいけど、都市ガスへの切り替えは面倒」と思っている方も少なくないのではないでしょうか。

そのような方には、今よりも安いプロパンガスの会社を探して切り替えることをおすすめします。プロパンガスを扱っている会社は多く存在しますが、実は長い期間プロパンガスには「適正価格」の基準がありませんでした。

つまり、「いくらで売ってもよい」というルールのもと、多くのガス会社が自社の儲けのために高いガス料金を設定していたということになります。

現在高いガス代にお悩みの方は、「適正価格」を調べて良心的なガス会社への変更をすることをおすすめします。

そのような行動をすることで、従量単価をかなり安くすることができ、トータルで毎月のガス代を抑えることができるはずです。

もしどのガス会社に変更すればよいかわからない場合には、「プロパンガス料金消費者協会」に相談してみてください。

プロパンガス料金が高くてお困りの方向けに無料相談窓口を設けているため、現在のガスに関するお悩みを丁寧にヒアリング・解決してくれるはずですよ。

プロパンガスから都市ガスに切り替えるメリット

ガス料金が安くなる可能性が高い

都市ガスは、プロパンガスと比較して、一般的に料金が安いです。これは、都市ガスが大量に生産され、供給されていることが大きな理由として挙げられます。

プロパンガスの料金は都市ガスの料金の1.76倍というデータや、プロパンガスの平均料金は12,350円、都市ガスの平均料金は7,000円というデータもあります。

たしかにプロパンガスから都市ガスに切り替える際には、一定の費用がかかりますが、数万円程度であれば数年間で元を取ることができるはずです。

料金の透明性が高い

都市ガスの料金は、プロパンガスと比較して透明性が高い点が特徴です。都市ガスの料金体系は、一般的に使用量に応じた従量制が採用されており、料金計算が比較的簡単です。

しかし、プロパンガスに関しては従量制、定額制など、契約内容によって異なるうえ料金体系が複雑で、比較しにくい場合があります。さらには、原油価格の影響を受けやすく、変動が大きいのも透明性が保証されていない理由のひとつです。

都市ガス事業者は、料金メニューを分かりやすく表示することが法律で義務付けられているため、料金が把握しやすいのも都市ガスへの切り替えのポイントと言えるでしょう。

供給の安定性

都市ガスは、プロパンガスと比較して、供給の安定性が高いです。その理由は、都市ガスが大規模な設備で安定的に供給されているためです。

都市ガスは、大規模なパイプライン網を通じて供給されます。そのため、個々の家庭への供給量が安定し、いつでも曜日や時間帯問わずガスを不自由なく使えます。

その点、プロパンガスは専用のボンベによる配送であるため、ボンベ交換のタイミングによってはガスが切れる可能性があるうえ、天候や配送状況の影響も受けやすいでしょう。

さらに、地震などの災害発生時にも、安定供給を確保するためにさまざまな対策を行っているのも、都市ガスに切り替えるメリットのひとつです。

プロパンガスから都市ガスに切り替えるデメリット

切り替え費用が高額

プロパンガスから都市ガスに切り替える際には、先述したように数万円~数十万円の費用がかかることが懸念されます。

ガス導管の引き込み工事や、ガス器具の交換工事などの初期費用は、切り替え時に避けて通れない道であるため、「高額」と感じられるかもしれません。

都市ガスが使えない地域がある

都市ガスはすべての地域で使えるわけではありません。都市部を中心に整備が進められてきましたが、地方では都市ガスを供給する整備が整えられておらず、都市ガスに切り替えたくても切り替えられない状況になっていることも多くあります。

特に山間部や離島など、地形的条件が厳しく、ガス管の敷設が困難な地域では都市ガスを供給するための設備が整えられていないため、プロパンガスを使う選択肢しか選べない場合があるでしょう。

工事に時間がかかる場合がある

プロパンガスから都市ガスに変更する際には、工事に一定期間がかかります。工事業者や他の住宅との工事の兼ね合いによって工事期間は変動しますが、基本的には1~2ヶ月ほどの期間を有する場合が多いでしょう。

工事期間中はプロパンガスも都市ガスも使えない場合も多く、日ごろからガスを使って生活をしている人にとってはかなり不便を強いられます。

費用回収に時間がかかる

都市ガスへの切り替えを検討している場合、初期費用がかかることから、費用回収までの期間が気になる方も多いでしょう。

ガス導管の引き込み工事費用、ガス器具交換費用など、初期費用が大きいほど、回収期間は長くなります。一般的には都市ガスへの切り替えによる費用回収には、数年から10年程度かかると言われているため、決して短い期間ではありません。

ただし、現在使用しているプロパンガスと都市ガスの料金差が大きいほど、また、ガスを使えば使うほど短期間で費用を回収できるはずです。

さらに、一部の地域では、都市ガスへの切り替えに対して補助金が支給される場合があります。補助金を初期費用に充てることで費用回収までの時間を短縮できるため、一度自分が住んでいる地域の情報を確認してみてください。

まとめ

現在プロパンガスを使っていて「少しでもガス料金を節約したい」とお考えの方も多いかもしれません。しかし、都市ガスに切り替えるにはいくつか条件があるうえ、数万円~数十万円ほどの初期費用がかかります。

そのため、費用回収までには時間がかかり、「現実的ではない」と感じられる方も多いかもしれません。そのような方は、都市ガスへの切り替えをせずに、現在使っているプロパンガスの会社から料金が安い会社に変更するのもひとつの方法です。

プロパンガスを扱っている会社を調べたうえで、都市ガスへの切り替えとどちらがお得なのか、ぜひ検討してみてくださいね。